発達遅滞 クリシュナの サクセス・ストーリー 発達が年齢レベルより 大幅に遅れていたクリシュナは 今クラスのトップグループにいます


現在のクリシュナ
幼児期のクリシュナの発達はゆっくりしていました。
9か月になってもまだ他の赤ちゃんと同じようにハイハイをしていないことに、お母さんは気づきました。
それぞれの発達段階に関して、全般的に遅れがありました。
4歳の時点で言語はかなり遅れていましたし、運動面では他の子に比べて慎重すぎるほどでした。
走るときには片方のつま先が内側を向いていました。
発達および言語に遅れがあるという診断がくだされました。自分の世界に入り込んでしまうことも多く、聴覚と触覚が過敏で、外では両親にしがみついていました。
かんしゃくを起こしやすい子どもでもありました。ご両親は「あなたの脳障害児になにをしたらよいか」コースを受講しました。
コース後すぐに栄養のプログラムを開始したところ、それまでの消化の問題がなくなりました。
クリシュナは6歳で初めてご両親とともに人間能力開発研究所を訪れ、研究所スタッフによる機能評価を受けました。
この時点でクリシュナは、階段の上り下りがたいへんで、ボールをキャッチすることができませんでした。
日常的な会話には上の空であることが多かったり、遠くの音に異常に興味を示したりしていました。
触覚もとても過敏でした。
ボタンをかけたり、靴ひもを結んだりはできませんでした。
はっきりと話ができず、また同じことを何回も繰り返し言っていました。
かんしゃくを起こしやすく、慣れない場所ではご両親にしがみついていました。ご両親のもとでクリシュナは集中プログラムを開始し、間もなくお母さんから報告がありました。

 

運動プログラムの毎日の目標を達成してからたった7週間で、息子がこんなに上手に話ができるようになるなんて、まるで奇跡のようです。
身体の小さな子でしたが、初めて年齢相応に見えるようになってきたのは素晴らしいことです。
手の機能も向上し始めましたし、食欲も出てきました。」

 

プログラムを始めて数週間で「こんなに上手に話せるようになるなんて、奇跡です」とお母さんは言います。

特に気をつけて作成した栄養のプログラムについて、お母さんは言います。

 

「息子にはっきりと見えた成果に感動して、この栄養プログラムは家族全員のプログラムになり、より健康的な食品を選ぶようになりました。」

 

クリシュナ自身も、自分がとても良い状態でいられることに感激し、健康的な食べ物を選ぶことの大切さを実感しています。
ハロウィーンにはキャンディーではなく、鉛筆を配るべきだとご両親に強く訴えました。

知性のプログラムのなかで「読み」はとても重要でした。
文字を大きくしただけで、結果が大きく違ってきました。
集中プログラムをおこなって3年経ったときのお母さんの報告です。 

「呼吸がしっかりしてきました。
よく眠れるようになりました。
体力がついて、健康状態も良好です。
病気に対する抵抗力が強くなりました。」

 

聴覚も触覚も、前のように過敏でなくなりました。
運動面では年齢レベル以上のスタミナが付き、5キロを35分で走ります。
2か月で合計200マイル(320キロ)走りました。
体操も得意です。

ブレキエーションをすると
書くことが上手になりました 
最近学校に通い始め、学年レベルの7科目の試験はすべて満点でした。
先生の評価には「クリシュナが本当に頑張っていることに感銘を受けました。
記憶力は抜群だし、学ぶ姿勢もしっかりしていて、さまざまな教材をきちんと理解しています。
クラスでもトップの生徒の一人です」と書いてありました。
がんばってプログラムをおこない
知性面での学びを楽しんでいます
クリシュナは素晴らしいお兄さんです。
両親や妹を助けて、家事の責任分担も積極的に果たしています。お母さんの報告書には、クリシュナのためのプログラムをおこなうなかで得られた最良の成果は「家族全員で分かち合うことのできる喜び、愛、仲間意識、絆が生まれたことです」と書かれています。家族全員で分かち合える絆が生まれたことが、何よりの成果です。

クリシュナ、妹のマヤ、お母さんとお父さん
担当スタッフで知性部門の
ディレクター、スーザン・エイセン

同年齢の子どもたちのなかで自分の居場所を得るところまで、クリシュナは進歩しました。

この状態を続けていくことが出来たら、1年後にはプログラムからの正式な卒業を祝うことになるでしょう。

 固い決意と努力によってここまで到達したクリシュナと素晴らしいご家族に、お祝いを申し上げます。

お母さんからの近況報告です。

クリシュナは夏に7年生を終え、現在8年生が始まったところです。
親元を離れて同年代の子どもたちと一緒に生活するのは、生まれて初めての経験です。
昨年の学校説明会のとき、クリシュナは特別学級に入るようにと学校側から言われるのではないかと心配でたまりませんでした。
ところが驚いたことに、規律の責任者の先生が私のところに来て、クリシュナはとても立派で行儀がよい子であること、他の子もクリシュナのようであったらどんなによいかと言ってくださったのです。

「小さな奇跡」が本当にたくさん起こっていることが、私たちの前進するちからになっています。
その奇跡はすべて、プログラムをおこなったから起きたことなのです。
それ以外の何ものでもありません。

家族で初めて研究所を訪れたときのことをふと思い出しました。
この時私は、集中プログラムをおこなうなら、気が小さくて、引っ込み思案で、静かな生活を送っている普通の女性には、計り知れない労力が必要だろうと思っていました。

ノーベル賞委員会が特定の分野で価値ある貢献をした人を認めるように、プロフェッショナルマザーの感謝に満ちた心と、子どもたちの伸びようとする精神のなかにある喜びも、それと同じように認められるべきだと思います。

自分の卵を全部、お母さんの籠に入れた少年がいました。
そして、そのすべての卵を別の籠に預けた無力な母親がいました。
その籠は、グレン・ドーマンと人間能力開発研究所です。
そして神はその者たちにあらゆる教えを与え、誠実な心をお認めになったのです。
 

これからプログラムをしようとする皆さんへ愛と敬意をこめて。
神の祝福がありますように。
 
       クリシュナの母より