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研究所の考え方
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21トリソミー(ダウン症)
21トリソミー(一般的にはダウン症と呼ばれる)のわが子が、「健常への道」を歩み続けることができるように、世界各地でお母さんやお父さんが力を尽くしています。21トリソミー、あるいはダウン症と診断された子どもたちが、人間能力開発研究所のプログラムをおこなって、学習能力、コミュニケーション能力、問題解決能力などを大きく向上させることに成功していますし、場合によっては、年齢レベル以上の能力を発揮するに至った子どももいます。
21トリソミー、ダウン症というレッテルを貼られた子どもたちは、病原的にみると、一定のパターンの形成異常を呈しています。ほかの子どもたちと同様のレベルの機能をもっていないことの理由として、すべて遺伝子の問題であると言われてきました。その結果、この子どもたちに対する治療法はない、あるいは手助けすることはできないと考えられてきたのです。実はそうではありません。
人間能力開発研究所は、遺伝子の問題に対する治療はおこなっていません。しかし、この子どもたちは、遺伝子の問題の結果としての脳障害を抱えています。脳の障害の程度は、軽度なものからかなり深刻なものまで、子どもによってちがいますが、それは他の脳障害児にも当てはまることです。
「ダウン症」は診断名ではなく、その子に貼られたレッテルです。適切な診断は、問題はどこにあるのか、どの程度の問題なのか、問題のある部分はどの程度の範囲なのかを明らかするべきです。治療を成功させるには、実際に問題が存在する脳にはたらきかけなければなりません。
治療:
脳障害を改善するには、実際に障害のある脳に働きかけなくてはなりません。研究所は脳の成長と発達に焦点を当てた、家庭でおこなう総合的なプログラムを提供します。運動面、生理面、知性面、社会性において、それぞれの子どもがすばらしい成長をとげることを目指しています。
コース:
人間能力開発研究所で開催されているコースでは、子どもたちの発達を促すための、豊かな家庭環境を整えたり、多くのチャンスを与えたりするにはどうしたらよいかをお教えしています。詳しくはこちら。
機能評価:
正確な機能評価によって、障害が脳のどこにあるか、どの程度か、どんな範囲に広がっているかがわかります。
研究所訪問:
コース後は、子どもと一緒に人間能力開発研究所に来ることになる方々もいます。そのときには、それまでの経過を細かくお聞きし、子どもの機能を慎重に、かつ徹底的に診て評価し、診断をし、そのうえで、それぞれの子どもが家庭でおこなうことになるプログラムを作成し、指導します。詳しくはこちら。
サポート:
研究所訪問から次に研究所に来るまで、研究所スタッフは、自宅で実際にプログラムをおこなう家族が必要とする指導を続けます。
成果:
研究所が作成したプログラムをすることで、ダウン症と診断された子どもの機能は改善し、同年代の子どもより秀でた能力をみせる場合もあります。子どもたちの達成した成果はこちら。
ダウン症児のサクセス・ストーリー
サラは誕生したその日に21トリソミー(ダウン症)と診断されました。ご両親はすぐにサラを助けるための答えを探し始め、研究所にたどり着きました。続きはこちらから。 |
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悠稀さんは赤ちゃんのときに21トリソミー(ダウン症)と診断されました。悠稀さんが2歳のとき、お母さんは「あなたの脳障害児になにをしたらよいか」コースを受講するためにフィラデルフィアに行きました。その後の家族の生活がどう変わったかについてはこちらから。 |
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マリアとアナは双子の姉妹で、生まれた時に21トリソミー(ダウン症)と診断されました。二人が11か月のときに、ご両親は「あなたの脳障害児になにをしたらよいか」のコースを受講しました。マリアとアナの現在の様子についてはこちらから。 |
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このほかのサクセスストーリーはこちらから |
まず本を読んでください:
重度の脳障害を改善することにおいて先駆者であるグレン・ドーマンは、手術で治る見込みはなく、恐ろしく、時には危険な世界でどうしたらよいかわからないでいるたくさんの子どもたちに希望を与えました。
グレン・ドーマンは脳障害児の親と専門家のためにこの本を書きました。図表やイラストを使って脳の発達の基本原理を説明し、人間能力開発研究所の40年に及ぶ脳障害の改善の成果を表しました。 全国の書店で注文できます。
日本の連絡先
人間能力開発研究所 コース担当者 野口 光枝 電話 070-3536-1881
もっと知りたい方は: