スタッフ


Janet-Doman-Portrait

ジャネット・ドーマン

 所長

  Follow Janet Doman on Twitter Here

 

ジャネット・ドーマンは、1980年に人間能力開発研究所の所長になりました。研究所の構内で育ち、9歳のときにはすでに、脳障害児を助ける活動をしていました。幼児に読みを教えるという、研究所の革新的な活動にも、直接関わりました。2歳、3歳の子どもが読むために出版された最初の本の中の1冊には、14歳のジャネットが挿絵を描いています。

英国のハル大学で動物学、ペンシルベニア大学では形質人類学を学んだあと、ジャネットは、小さい子どもに読みを教えることを、子どもたちの親に指導する仕事に熱意を注ぎました。

1974年にはチームを率いて日本を訪れ、東京の幼児開発協会で、赤ちゃんとお母さんに英語を教えました。帰国後は、エヴァン・トマス研究部門の設立にかかわりました。これは、健常児のお母さんたちに、小さな子どもの知性面、運動面、社会面を成長させることを教える目的でつくられたものです。

ジャネットは、父グレン・ドーマンと共同で、グレン・ドーマンの国際的なベストセラーである「赤ちゃんに読みをどう教えるか」、「赤ちゃんに算数をどう教えるか」、「赤ちゃんの知性を何倍にもするには」の改訂版を手掛けました。また、子ども向けの本「Enough,Inigo,Enough」の著者であり、「赤ちゃんはいかに賢いか」と「赤ちゃんに百科事典的知識をどう与えるか」の共著者でもあります。

ジャネットの一日のほとんどは、脳障害児や健常児の両親が自分の子どもの果てしない可能性を発見することを助け、両親が教師としての自分の可能性に気付くようにするための指導にあてられています。

 

Douglas-Doman-Portrait

ダグラス・ドーマン

 副所長

  Follow Douglas Doman on Twitter Here

 

ダグラス・ドーマンは、人間能力開発研究所の副所長です。また、ヨーロッパ研究所の所長でもあり、ヨーロッパ全体に関する研究所の活動や、ヨーロッパの家族にかんする責任を負っています。さらに、毎年5月にレクチャーシリーズを開催しているメキシコの研究所の理事を務めています。

ケイティー・ドーマン、グレン・ドーマンの息子として、ダグラスは研究所のなかで育ち、クリニックでプログラムをおこなっている脳障害児についても、よく知っています。スタッフになって間もない数年間は、脳障害のある青年のための人間開発学校の設立に力を注ぎました。ダグラスとスタッフは、脳の編成と発達を促す運動をサーキットでおこなう、世界最初の人間開発コースを作成しました。

1977年から1980年、ダグラスとスタッフは、健常児と脳障害児の運動面の発達のうえでの、重要な突破口を開きました。人間の運動の発達を数量であらわすことを研究し、アメリカ航空宇宙局(NASA)の協力のもとで、腹ばいができるようになるための器具を開発しました。

ダグラスは、10か国語に翻訳されている「How To Teach Your Baby To Be Physically Superb (邦題:赤ちゃんの運動能力をどう優秀にするか)」 の共著者であり、「How To Teach Your Baby To Swim」(邦題:赤ちゃんを泳がせよう)の著者です。

また、ダグラスは、国際的な企業であるアシックス社の協賛を得て、ブレキエーション梯子や、ランニングシューズ、特に子ども用のランニングシューズの開発に取り組みました。

運動面を優秀にする研究部門の副ディレクターであるロザリン・クライン・ドーマンはダグラスの妻で、二人の間には、マーロウ、スペンサー、モーガン、ノアの4人の子どもがいます。4人とも、研究所の健常児プログラムのもとで育てられました。


リーランド・グリーン医師

 メディカルディレクター

 

リーランド・グリーン医師は、人間能力開発研究所のメディカルディレクターです。脳障害児と健常児が、最適な健康状態を保つにはどうしたらよいかを指導しています。

ミネソタ大学で動物学と人類学を学びました。米国陸軍で3年間軍務に就いたのち、ミネソタ州で内科学の特別研究を終了しました。

1962年、フィラデルフィアのペンシルベニア大学で、アレルギー学と免疫学の特別研究員となり、のちにフィラデルフィア大学院病院で、この分野での仕事を始めました。

グリーン医師がはじめて人間能力開発研究所にきたのは、脳障害のある息子のためでした。そして多くの脳障害児が、アレルギーの問題を抱え、免疫系にも問題があることを目にし、この研究所のクリニックで仕事を始めることとなりました。1967年から1972年までは、この研究所のアシスタント・メディカルディレクターを務めました。グリーン医師はまた、栄養学の分野で有名なアデール・デイヴィスを研究所に招くにあたって尽力し、デイヴィスの考え方は研究所の栄養プログラムの基礎となりました。

旅行と冒険が大好きなグリーン医師は、研究所のスタッフに同行して、南アフリカ、ブラジル、日本、ニューギニア、イタリアなどに行き、子供の脳の発達について研究しました。

1972年から1999年まで、グリーン医師はアレルギーと免疫専門の開業医として仕事をしていましたが、1999年、研究所のスタッフに復帰し、研究所の応用運動機能学・バイオフィードバックプログラムの分野で活動するようになりました。グリーン医師は、子供の脳の発達学会の特別会員です。

 

suzi

スーザン・エイセン

 知性面を優秀にするための研究部門ディレクター

 

スーザン・エイセンは、子どもの知性面について、各国で講義をおこなっています。研究所の発達プロファイルを使って、子どもの機能を評価し、視覚、聴覚、触覚などの感覚刺激をおこなうことなどを、両親に教えています。さらに、子どもの知的能力、特に読み数学百科事典的知識などの分野を成長させる方法も、指導しています。

スーザンは、1973年に、人間能力開発研究所のスタッフとしてのトレーニングを始めました。現在は、エヴァン・トマス研究所のディレクターであり、知性面を優秀にするための研究部門のディレクターも務めています。1978年からおこなわれている「赤ちゃんの知性を何倍にもするには」のコースでは、世界各地からコースに参加する両親のために、多くの講義をおこなっています。アメリカ国内だけでなく、英国、アイルランド、イタリア、ブラジル、コロンビア、マレーシア、日本、プエルトリコ、シンガポール、中国などでも両親のための講義をおこない、子どもたちの知性面の能力を高めるにはどうしたらよいかを指導しています。

また、1986年に始まった、脳障害児の両親のための、「あなたの脳障害児になにをしたらよいか」コースでも中心的な役割を務めています。グレン・ドーマンが「赤ちゃんに算数をどう教えるか」や「赤ちゃんの知性を何倍にもするには」を執筆したときは、コンサルタントを務めました。また「赤ちゃんに百科事典的知識をどう与えるか」の共著者でもあります。