第五のプログラム:アスピラント・プログラム


アスピラント・プログラムは、両親と子どもが初めて人間能力開発研究所にやってきて、スタッフによる機能評価を受け、それぞれの子どものために作成したプログラムを受けるシステムです。両親はその後、家庭でそのプログラムをおこないます。

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目的

このプログラムの目的は、子どもたちが運動面、知性面、社会面で成長し、最終的には、正常な域に達することです。アスピラント・プログラムは、子どもが集中プログラムを受けることを望む親のために、プログラムを提供するものです。子どもの脳の発達について、家族がしっかりと理解するための、準備段階とも言えるプログラムです。これは、研究所スタッフが、それぞれの家族をよく理解し、家族もスタッフをよく知る機会であり、家族が家庭でおこなうプログラムを実際に体験する機会でもあります。またこのプログラムは、スタッフにとって、今後の集中プログラムが家族にとって納得のいく、適切なものとなるかどうかを判断する助けにもなります。

 

資格

アスピラント・プログラムをおこなうには、両親の双方が、「あなたの脳障害児になにをしたらよいか」のコースを受講し、人間開発士イニシャル・ペアレントのレベルの証書を受けていなければなりません。実際に研究所に来るためには、ホームプログラム・コンサルテーションを少なくとも1回は提出し、家庭でおこなっているプログラムのすべてについての報告書を提出し、研究所スタッフの承認を得なければなりません。アスピラント・プログラムでは、両親が揃って研究所に来ることが求められます。

 

準備

実際に研究所を訪問する前に、準備段階として、人間能力開発研究所から出版されている本をすべて読んでください。とくに、グレン・ドーマン著「親こそ最良の医師」を、再読してください。さらに、「あなたの脳障害児になにをしたらよいか」コースで配布されたすべての資料を、復習してください。こうした資料をもう一度しっかりと読み返しておけば、実際に研究所を訪問したときに、より多くを学ぶことができるでしょう。

 

内容

最初の研究所訪問は基本的に2日間です。このプログラムおよびそれ以降は、ご両親の双方が一緒でなければなりません。プログラムに受け入れられた子どもに、徹底的な機能評価をします。スタッフが、お子さんのそれまでの状況を詳しくお聞きし、脳の神経編成の機能評価をおこないます。機能評価の結果は、ご両親とともに検討し、それぞれの子どもの「発達プロファイル」を作成します。子どもの脳の発達率が算定し、障害を受けている部分に関する機能的な診断をします。それをもとに、運動面、知性面、社会面、生理面で、それぞれの子どもが必要とするプログラムを作成します。障害の大きい部分に働きかけるためのプログラムが中心になります。研究所スタッフが作成したプログラムを家庭でおこなうことによって、より良い結果を出すことを目指します。プログラムはひとつひとつ、ご両親に注意深くお教えします。子どものためのプログラムの内容や、やり方についてのテクニックの詳細が理解できたとご両親が確信できるまで、細かいところまでも、もれなく検討します。疑問や質問があれば、どんなことでも質問できます。こうして家に帰り、プログラムを全面的におこないますが、通常は受け取ったプログラムをまず6か月おこないます。プログラムをおこなう子どもの一人ひとりに、担当スタッフが決められ、子どもの擁護者となります。擁護者となったスタッフは、子どもの進歩の具合を注意深く観察し、スタッフ会議では、子どもの代弁者となります。子どもが、健常へ向けて、満足のいく進歩を見せているかどうか、それを見るのは擁護者の責任です。手紙、報告書、電話などの連絡は、すべて、擁護者を通しておこなわれます。これは、擁護者が、その子どもや家族について、より深く知るための助けにもなります。両親は、この期間、しっかりとプログラムをおこない、この先の集中プログラムが、自分たちに適したものであるかどうかを判断します。

 

証書

アスピラント・プログラムに受け入れられた両親は、子どものために、家庭でプログラムをおこなう資格を得たことになります。このプログラムに参加する両親のための、人間開発の証書はありませんが、コースの証書を、米国やその他の国での大学の単位として認められた方もいます。

 

重要なお知らせ

人間能力開発研究所は、それぞれの家族に、出来るだけの準備をととのえておいていただきたいと思っています。初めて研究所を訪れるための準備だけでなく、家族と研究所の双方が、集中プログラムをおこなうのが適切だと判断したときに、プログラムを遂行できるようにするための準備も含みます。アスピラント・プログラムをおこないたいと思う家族は、まず、ホームプログラム・コンサルテーションを完了してください。このプログラムの申込先は、人間能力開発研究所のクリニカル・コーディネーターです。まず2日間の、初回の研究所訪問を終え、その後6か月間、全面的なプログラムをおこなったら、両親も研究所も、その家族が集中プログラムを始められるかどうか判断をするための基本的な情報を得ることになります。プログラムの目標を達成できなくても、家族はレクチャーシリーズ・プログラムと家庭でのプログラムを継続することができます。アスピラント・プログラムでスタッフが作成したプログラムを全面的におこなうことができ、効果があり、納得できるものであれば、その家族は集中プログラムの候補となります。研究所から招かれた家族は、二度目の訪問として5日間研究所を訪れ、その後は集中プログラムの家族として、プログラムを続けます。

 

 

日本の連絡先

人間能力開発研究所 日本担当  野口 光枝      電話 070-3536-1881

メール info_japan@iahp.org

 

 

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