脳性まひ


従来の考え方

  • 眼、脚、腰の手術をする必要がある

  • 装具、杖、車いすを一生必要とする

  • 知的発達が遅れている

研究所の考え方

  • 脳の発達に問題があり、それは改善できる

  • 発達を促し、生きる能力を身につけるための働きかけが必要

  • 脳性まひの子どもは賢い

脳性まひ

 

世界各地で親御さんたちは、脳性まひのわが子が健常への道を歩む手助けをしてきました。脳性まひと診断された子どもたちが、人間能力開発研究所の開発したプログラムを行って、機能を向上させています。なかには、同年齢児と同じ、あるいはそれ以上の機能をもつに至った子どももいます。

運動面に問題のある子どもをあらわすのに、いちばんよく使われる言葉は「脳性まひ」です。しかし「脳性まひ」は、症状に対してつけられた診断名です。脳性まひと診断された子どもは、主に脳の皮質下の部分に問題があります。

適切な診断とは、問題はどこにあるのか、どの程度の問題なのか、問題ある部分はどんな範囲なのかを明らかしたものです。治療を成功させるには、実際に問題が存在する脳にはたらきかけなければなりません。

皮質下は、中脳が機能している脳の中間領域を形成します。この部分は、大脳基底核、視床、小脳、および従来「中脳」と呼ばれている部分などで構成され、解剖学的に言えば、脳橋の上側、脳幹の上部になります。

治療:

脳障害を改善するには、実際に障害のある脳に働きかけなくてはなりません。研究所は脳の成長と発達に焦点を当てた、家庭でおこなう総合的なプログラムを提供します。運動面、生理面、知性面、社会性において、それぞれの子どもがすばらしい成長をとげることを目指しています。

コース:

人間能力開発研究所で開催されているコースでは、子どもたちの発達を促すための、豊かな家庭環境を整えたり、多くのチャンスを与えたりするにはどうしたらよいかをお教えしています。詳しくはこちら

機能評価:

正確な機能評価によって、障害が脳のどこにあるか、どの程度か、どんな範囲に広がっているかがわかります。

研究所訪問:

コース後は、子どもと一緒に人間能力開発研究所に来ることになる方々もいます。そのときには、それまでの経過を細かくお聞きし、子どもの機能を慎重に、かつ徹底的に診て評価し、診断をし、そのうえで、それぞれの子どもが家庭でおこなう ことになるプログラムを作成し、指導します。詳しくはこちら

サポート:

研究所訪問から次に研究所に来るまで、研究所スタッフは、自宅で実際にプログラムをおこなう家族が必要とする指導を続けます。

成果:

研究所が作成したプログラムをすることで、脳性まひと診断された子どもの機能は改善し、同年代の子どもより秀でた能力をみせる場合もあります。子どもたちの達成した成果はこちら

脳性まひの子どものサクセス・ストーリー

Cerebral Palsy アーロンは緊急の帝王切開で生まれ、未熟児でした。生まれたとき呼吸をしていなくて、呼吸器のおかげで生き延びることができました。4カ月のときに脳性まひと診断されました。その後アーロンのご両親は研究所のことを耳にしました。 続きはこちらからご覧ください。

このほかのサクセスストーリーはこちらから

まず本を読んでください:

oyakoso[1]

「親こそ最良の医師」

著者: グレン・ドーマン

発行元: ドーマン研究所

重度の脳障害を改善することにおいて先駆者であるグレン・ドーマンは、手術で治る見込みはなく、恐ろしく、時には危険な世界でどうしたらよいかわからないでいるたくさんの子どもたちに希望を与えました。

グレン・ドーマンは脳障害児の親と専門家のためにこの本を書きました。図表やイラストを使って脳の発達の基本原理を説明し、人間能力開発研究所の40年に及ぶ脳障害の改善の成果を表しました。 全国の書店で注文できます。

 

脳性まひと診断された子どものためのプログラムについてのくわしい情報をご希望の方は、ご連絡ください。

– 以下の空欄を記入して、送信してください。 –info_japan@iahp.orgにメールしてください。

– ドーマン研究所(03-3797-5950)に電話してください。

 

 

日本の連絡先

 

人間能力開発研究所 日本担当  野口 光枝      電話 070-3536-1881

メール info_japan@iahp.org