その後一週間、眠れぬ夜が続きました。
コアが夜泣きをしたわけではありません。
私たちは、ぐっすりと眠っているコアから目を離すまいと、眠ることが出来なかったのです。
常に状態を見ながら、胸や背中の動きを観察し、ちゃんと呼吸をしているかどうかを確認していたからです。
小鼻、目、口、頬などがピクッとする程度の僅かな動きでも見とめたなら、その後数分は安心し、また同じことを確認できるのを待つのです。
実にはらはらする時間でしたが、コアは大丈夫でした。
一度も呼吸が止まることはありませんでした。
これから本当にするべきことが始まります。
コアが入院中、私たちは計画を立て、見せたいビッツをつくっていました。 |