今週アメリカではサンクスギビングを祝います。
皆が楽しみに待っている年中行事です。
美しい自然と豊かな資源に恵まれたこの国で、私たちは改めてあらゆることに感謝をささげるのです。
収穫の時期を素敵なごちそうで祝います。
友人を招き、家族が集まり、ときには保護を必要としている人たちを招いて喜びを分かち合います。
サンクスギビングの休暇がくると
アメリカの家庭ではクリスマス・タルト作りの
ひき肉の詰め物の準備が始まります
まず最初に約1キロのリンゴの皮をむきます
みんなが手伝って、仕上げます
マナー
子どもはきちっとした決まりのあることが大好きです。
次に何が起こるのか予測できない、混乱した状態を嫌います。
計画を立てましょう。
その日は何をするのか、いつするのか、スケジュールを書き出します。
おばあちゃんの家に招かれたのであれば、両親や子どもは何を用意したらよいか、リストをつくるといいでしょう。
例えば、目的地に着くまでの車のなかや、おばあちゃんの家で読む本、パズル、お絵かきの道具などです。
お母さんが手伝って、花束、子どもが描いた絵、手作りのものなど、子どもからおばあちゃんへの素敵なサプライズを考えたらどうでしょう。
お母さんと一緒に材料を吟味したケーキを作って
贈り物にするのも素敵です
服装
きちんとした服装をするのはとても素敵なことだと子どもが学ぶのには、サンクスギビング（感謝祭）などの行事はまたとないチャンスです。
皆がジーンズでいるのが普通という時代ですから、正装することの大切さを子どもたちが体験するチャンスはほとんどありません。
ジャケットにネクタイ姿の男の子や、ドレスでおめかしの女の子は、知り合いや親せきから大人のように扱ってもらえることでしょう。
正装したアリカーンは立派な男性に見えます
食べもの
皆さんはいつも、子どもの食べるものに細心の注意を払っているでしょう。
でもサンクスギビングやバースデーパーティーなど、おばあちゃんやおじいちゃん、親類、友人などの家に招かれることも多いでしょう。
親類や友人たちは、食べものに関して皆さんと同じ考えや習慣をもっているとは限りません。
招かれた先では、子どもが食べてはいけないものや、食べると健康や体調に影響するものがいろいろと出てくるかもしれません。
その対策としていちばん良いのは、出かける前にバランスのとれたいつもの食事を、しっかり食べさせておくことです。
子どもは大人と違って、食べすぎはしないものです。
家庭で健康的な食事をきちんと食べておくと、子どものエネルギーを保つことができます。
子どものお腹は、それ以上つめこむ余裕がなくなります。
新鮮で健康的なおやつを用意しましょう
問題解決
「予防」はいつも最良の方法です。
きちんと食べ、睡眠がしっかりとれている子どもほど、行儀よくしていられるものです。
しっかり食べていなかったり、疲れていたりする子どもは、社会的な状況のなかでうまくいかないことが多いでしょう。
小さな子どもはほとんどが音に対して過敏です。
たくさんの人が集まる騒がしい環境に長時間いることは、子どもにとって大変なことなのです。
子どものことは親がいちばん良く知っているのですから、子どもが失敗しないような設定をしてあげてください。
催しの前に十分食べさせておくこと、前の夜はよく眠れるようにすること、昼寝をさせておくことなどです。
集まりが長ければ途中でひと呼吸
おじちゃんをはさんで、静かな時間を過ごします