2016年トライアスロン 研究所のアイアンキッズたち


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世界各地からアスリートがハワイ島に集結し、海に飛び込んで3.8キロ泳ぎ、すぐに自転車に飛び乗って180キロ走り、最後の仕上げはフルマラソンという、信じがたいほどたいへんなレースが行われています。

今年は10月8日(土)に開催されました。
最初にゴールインした選手を「アイアンマン」「アイアンウーマン」として称えます。

たしかに「アイアン(鉄)」と称されるべきレースです。
これだけのことができる人間がいるなんて、想像できますか。

 

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スタートする上級生トライアスリートたち
スタッフがタイムを記録します

 

もし偶然同じ日にペンシルベニア州スプリングフィールドの町にいたなら、ハワイとは別のアスリートのグループに遭遇できたでしょう。
参加者には日本から来た子どももいれば、デラウェア州やメリーランド州からの子どももいます。
プールに飛び込んで400メートル泳ぎ、プールから出て体を拭いたら、ヘルメットをかぶり自転車に飛び乗って16キロ走り、そのあとはすぐにトラックに移動して5キロのランニングです。

 

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雨が降り出したので
イヴォンヌは様子を見ながらスタートに備えます

 

アスリートたちは全員、研究所に所属するエヴァン・トマス研究所インタナショナルスクールの生徒です。
昨年、一昨年と同様、全員がチャレンジしました。
生徒のほとんどは3種目にチャレンジしましたが、初めての子どもや年少の生徒たちは、バイアスロン(2種目)での参加でした。
ほとんどは6歳、7歳から参加していますが、今回初めて参加する子どももいました。
どの子も他の子と競争するのではなく、自分のこれまでの記録に挑戦し、全員が記録を更新しました。

それぞれがトレーニングして準備することが成功の秘訣ですが、最終的にはチームワークが良い結果をもたらします。

 

 

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エイヴィとお母さん
励ましあいながらゴールを目指します

 

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余力を残して5キロを走り終えたイーサン

 

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ジョシュアとお父さんは素晴らしいチーム

 

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次の種目へ移るときの時間も記録に含まれるので
ゆっくりしてはいられません
ジョエルが陸上トラックでの
ランニングへと急ぎます

お母さんはタイムを計ります

 

参加者の最年少は5歳のイーサンとロナルドでした。
今年二人は5キロのランニングに参加し、それぞれ38分、47分で走り、来年バイアスロンかトライアスロンに参加する足掛かりとしました。
「アイアンキッズ」は素晴らしい成功を収めました。

最後のランニングを終えてゴールインし、拍手とハグで迎えられ、水を飲み、またトラックに戻り、ゴールを目指している仲間と並んで走ります。
一人残らず走り終えるまで、終わりではないというのがこの催しで引き継がれている精神です。
最後のアスリートがゴールインするとき、後ろには生徒全員が続き、頑張ったことを称えるのです。

 

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エステバンの記録は56分でした

 

トライアスロンは、耐久力と体調が重要な要素ですが、それより大切なのは最後までやり抜くという強い決意です。
今年は自転車種目のときに雨になり、事故を起こす危険が増しました。
しかしベテランアスリートの生徒たちは、安全を第一に考え、スピードを落として走ることで難関を乗り越えました。
ランニングの途中雨脚が強くなりましたが、ランナーたちは「いい気持だった」「かえってよかった」「問題ない。雨なんて気にならなかった」と言っていました。

 

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バイアスロンを完走した
たいがくんへのインタビュー
ラファエルが通訳しました