脳性まひ カルラのサクセス・ストーリー


Cerebral Palsy

生まれてから8週間、集中治療室で過ごしました
脳障害の子どもにとってはうつ伏せが一番です

 

カルラは予定より10週間早く生まれ、命を救うための治療を受けました。
その後2か月間大変な試練と闘っているわが子を、ガラス越しに見守るだけでした。

体重がやっと2キロに達し、カルラは退院することができました。
しかしうまく呼吸ができなかったので、常時スプレー式の吸入器を使用して呼吸を助ける必要がありました。
呼吸だけでなく運動面の発達にも問題があり、頻繁に病気になりました。
カルラは未熟児で生まれたことで発達が遅れているだけだから大丈夫と、他の医師からは言われていました。
しかし医師であるお母さんには、カルラの問題の重大さがわかっていました。

のちにくだされた診断は好ましくありませんでした。

9か月のときに、脳性まひと診断されたのです。

 

Cerebral Palsy

 可愛い赤ちゃんでしたが 他の子どもに比べると発達が遅れていました

 

脳障害児に関する従来の治療法について知っていたお母さんは、それではカルラの運動面の問題の解決策にはならないと思いました。
3歳になったカルラは、腹ばいができるだけでした。
ある日お母さんは書店でグレン・ドーマンの「赤ちゃんに読みをどう教えるか」の本を偶然みつけました。
小さいうちから読みを教えるのは素晴らしいことだと思ったお母さんは、この本を買って帰りました。
そこには「あなたの脳障害児になにをしたらよいか(邦題:親こそ最良の医師)」のことも書いてありました。
お母さんの希望はふくらみました。

このときのことを思い出してお母さんは言います。
「この上もなくうれしかったです。
同時に、絶対やるぞと決意しました。
その夜私は人間能力開発研究所に手紙を書いて、「あなたの脳障害児になにをしたらよいか」のコースに申し込みました。
私たちは本に書いてあった「パタニング」を始めました。
さらに赤い大きな文字を書いた読みのカードを作りました。
2週間後、カルラは両手両膝で体を支えて四つ這いの姿勢をとり、単語を読み始めたのです。
大成功でした。
コースを受講してもっと学び、さらにカルラを連れて人間能力開発研究所を訪問したいと思いました。」

 

Cerebral Palsy

 一刻も無駄にするまいと ご両親はカルラに読みを教え始めました

 

ご両親はイタリアで「あなたの脳障害児になにをしたらよいか」のコースを受講し、その後カルラを連れてフィラデルフィアを訪れ、機能評価を受け、家庭でおこなうプログラムの指導を受けました。

刺激と機会はプログラムの基本です

カルラのためにスタッフが作成した「刺激と機会を与える」プログラムは、高ばいの機会を十分に与えること、触覚刺激、カルラに合わせて作成した栄養プログラム、知性のプログラムなどでした。

 

Cerebral Palsy

栄養面で優れた食生活は脳の成長と発達には欠かせません
カルラは健康的でおいしい食事をしています

 

知性面、健康面での変化

プログラムを始める前はしょっちゅう病気をしていましたが、カルラの健康状態は大幅に改善され、1年半全く病気をしていません。
知性面では、同年齢の子どもたちを瞬く間に追い越しました。
家族や友人はカルラの読む能力に驚かされました。
言葉も急速に増えて、より高度な、内容の深い話ができるようになりました。
言葉での表現力には、初めて会う人も感心するほどです。

 

Cerebral Palsy

すぐに読めるようになりました
本棚はカルラの好きな本でいっぱいです

運動面での変化

まず壁に寄りかかって立てるようになり、さらに支えなしで立つこともできるようになりました。
次に頭上梯子を使って歩くことを覚え、数百メートルも歩けるようになりました。
最近は独りで何歩か歩き始めています。
独りで5分間立っていることや、自力で2歩あるくことができました。
次の大きな目標は、どこへでも行きたいところへ自力で歩いていくことです。
その目標は日々現実に近づいています。

 

Cerebral Palsy

 頭上梯子を使い、一人で歩く練習をします

 

機能評価を受けと新しいプログラムを作成してもらうために、カルラとご両親は6か月おきに研究所を訪問しています。
ご両親の報告では、すべての分野においてカルラは進歩を見せているとのことです。
頑張り屋のカルラについて、お母さんは言います。
「カルラは一日中楽しく過ごしています。
プログラムをするのが大好きですし、落ち着いたしっかりしている子どもです。
読むことが大好きですし、周囲の人を大切にしています。
私自身、カルラのようになりたいと思うくらいです。」
家族全員がカルラの人格と辛抱強さを称賛し、「スーパー・カルラ」というニックネームをつけました。

まだ6歳ですが、知性面の発達では同年齢の子どもたちを追い越しました。
ピアノを弾き、読み書きは独りでできます。
最近IQ検査を受けたところ、IQ144という結果でした。
一般にIQ140-145は天才レベルと評価されますが、ご両親も研究所スタッフも、カルラが賢いことをあえて証明する必要を感じていません。

最近のお母さんの手紙には次のように書いてありました。
「人間能力開発研究所の存在を知ってから、私たちの生活は激変しました。
この研究所やプログラムをおこなっている人々を非難する人たちは、何も知らないから非難するのです。
私たちがこのプログラムに費やした時間の1秒1秒は、それだけの価値のあるものでした。
私の父は賢者でしたが、『邪魔をしない人は、それだけで手伝けしてくれていることになる』と私にいつも言っていました。
私はこれを『手伝ってくれるつもりがないなら、少なくとも私たちの邪魔だけはしないでください』という意味に解釈しています。」

 

Cerebral Palsy

 カルラは本当に幸運です
世界一優れたセラピストチームがついているのです

 

素晴らしい家族とともに、カルラは今も毎日頑張っています。
そして日を追うごとに完全に健常になるというゴールに近づいているのです。
頑張り屋のカルラは、私たちの心を将来への大きな希望で満たしてくれるのです。