脳性まひ ディエゴのサクセス・ストーリー


診断:脳性まひ

予後:多くは期待できない

現実:すごい!

勇者の出迎え

Portrait of Diego - Cerebral Palsy Success Story

妊娠がわかってから数か月したころに、お母さんはお腹の赤ちゃんに遺伝子異常があると告げられました。
出産後まもなく、赤ちゃんには心臓の僧房弁逸脱があることがわかりました。
そのために赤ちゃんはよく意識を失いました。
生まれてから1か月間、ディエゴは病院で過ごしました。

ディエゴはちょっとしたことでもびくっとして体を硬直させました。
よく眠れなくて、夜中にしょっちゅう目を覚ましました。
筋肉の緊張が強く、まったく動けませんでした。
ディエゴは小頭症で脳萎縮があると、医師はご両親に告げました。
遺伝子レベルでの問題で、運動面にも知性面にも重度な発達の遅れがあり、将来の見通しも厳しかったのです。

 

Diego In Hospital生後数か月間は、とても大変でした

お母さんが「あなたの脳障害児になにをしたらよいか」コースを受講したとき、お父さんは軍務でアフガニスタンに赴くための準備中でした。
このアフガニスタンでの任務が終わってすぐに、ご両親はディエゴを連れて人間能力開発研究所を訪れ、スタッフによる初めての機能評価を受けました。

ディエゴは重度の中脳障害であると、スタッフは判断しました。
運動面の発達、総合的な健康、知性面の発達のためのプログラムが作成されました。
その後お母さんとディエゴは家に戻り、お父さんは家を離れて、再度アフガニスタンでの6か月間の任務に就きました。

 

Diego's Familyこの時ディエゴはまだ動けません

それからもお母さんとディエゴはたゆまず努力を続けました。
アフガニスタンでの任務を終えて帰ってきたお父さんは、素晴らしいサプライズが待っていることを全く知りませんでした。
ディエゴは腹ばいと高ばいもできるようになっていましたが、歩けるようになるのでしょうか。

6か月前に別れたとき全く動けなかった息子は、今どうなっているだろうと思いながらも、お父さんはディエゴが素晴らしく発達していると確信していました。
しかし空港で小さな息子が歩いて自分を迎えてくれる光景を目にするとは、想像もしていませんでした。
それぞれの戦いから抜け出した勇者同士が、お互いに駆け寄って抱き合う姿は、言葉にならないほど感動的な光景でした。

以来ディエゴは、あらゆる面で素晴らしい進歩を続けています。
走り始め、イタリア語と英語の単語を話し始め、どちらの手でも物をつかんで持ち上げることができ、そして本を読んでいます。

頑張り屋の小さな少年と、決してあきらめなかったお母さん、お父さんに、お祝いを申し上げます。

 

Diego walking Towards His Dad Diego Being Held By His Dad

お父さんに歩み寄るディエゴ