こんなことを考えているのは自分だけだと孤独を感じることもあるでしょう。
そんなことはありません。
あなたと同じように、自分の子どもにはまだ発揮できていない能力が限りなくあると思っているお母さん、お父さんがたくさんいます。
もっと広い家、二台目の車、ちょっと豪華なバケーションなどよりも、家でできるだけ子どもと一緒に過ごしたいと思う人たちです。
子どもとずっと一緒にいられるフルタイムの母親、父親は夢の世界のことかもしれないような現代の経済状況のなかでさえ、母であり父であることは、苦しいことではなく特別のごほうびだと思っている人たちです。
子どもと一緒にいる時間を少しでも増やすために、仕事に出かけるぎりぎりまで家にいて、仕事からできるだけ早く帰ってくるのです。
母親や父親と一緒にいることが、子どもたちにとっていちばんよいことだと思っているばかりでなく、そうであることを知っているのです。
子どもがどれくらい理解しているのかを判断する医療の専門家よりも、自分の方が子どものことを理解していると信じています。
挑戦することができれば、子どもは学ぶこと、話すこと、歩くことができるようになると信じています。
子どもの人生にできる限り多くの選択肢があるように、子どもがあらゆることに挑戦する機会を与えることが自分のやるべきことと思っています。
強く結ばれた、愛のある家族であれば、子どもが健康で幸せな人生を送るための基礎を築くことができると信じている人たちです。
どんな人間にも計り知れない可能性があり、その可能性は将来への希望であると思っている人たちです。
この世界をより良い場所にして、未来の世代に美しく、安全で、実り多い地球を引き継ぎ、さらに豊かな場所にしていくために、今すぐに何かをしたいと思う人たちです。
そう思っているのはあなただけではありません。
でも時には、そんなことを考えるのは自分だけだと感じることもあるでしょう。
この世はますますおかしなところになっています。
お母さん、お父さんは、自分の子どもたちへの希望と夢は、単なる夢に終わってしまうと感じることもあるでしょう。
同じ考えを持つ人たちが集う、私たちの研究所を訪れてください。
ここには、あなたの居場所があるのです。
あなたと同じように、自分の子どもに自ら教え、より良い世界をつくりたいと思っているたくさんのお母さん、お父さんがいます。
フィラデルフィアで開催される「あなたの脳障害児になにをしたらよいか」コースには、世界各地からお母さん、お父さんが集まります。
コースに参加するために、どうにか費用を捻出し、時間をやりくりしてフィラデルフィアまでやってくるのです。
友人には理解されないかもしれません。
参加するための労力に見合うだけの価値があるコースかどうかは、わからないままです。
それを振り切って、とにかくやってくるのです。
1日目が終わったとき、無理してでも来てよかったと感じ始めます。
2日間が終わると、可能性を知って夜も眠れないほど興奮します。
3日目が終わると、将来のための新しい計画づくりが始まります。
4日目が終わると、一歩ひいて、これまでと全く違った目で自分の子どもを眺めます。
5日目が終わると、人生が変わることでしょう。
自分は本当の先駆者であり、家に帰ったら真の先駆者としての道を歩み始めると実感していることでしょう。
実はこれまでも先駆者だったのに、今まではそれに気づかなかっただけとわかるのです。
6日目、帰途につきます。
もはや壁にもたれて、孤独を感じることはありません。
子どものためにこの世界をよりよいものに変えるという、希望と新たな決意を感じているのです。
少なくとも私はそう思っています。
あなたは独りぼっちだと感じていますか。
仲間のいるところに来て、「家族」を見つけませんか。
あなたを心から歓迎します。
人間能力開発研究所所長
ジャネット・ドーマン
「あなたの脳障害児になにをしたらよいか」コースの詳細はこちらから。