人間能力開発研究所は、1955年にグレン・ドーマンによって設立された非営利の組織です。人間能力開発研究所は、子供の脳の発達、および脳障害児が健常になり、健常児がより優れた能力を身につけるようにするためのプログラムの分野において、パイオニア的な活動をしていることにより、国際的に広く知られています。これまでは、発達障害、脳性まひ、自閉症、ダウン症、注意欠陥障害、多動、学習障害、失読症、その他さまざまな症状に対する診断をくだされた子供たちには、希望はないと考えられてきました。
このような子供を持つ何千人ものご両親が、わが子を救う方法を学ぶために、人間能力開発研究所を訪れています。脳障害の子供は、希望のない子供ではないこと、そして、計り知れない可能性を秘めている子供であることを、証明してきました。それは、疑いの余地のないことです。すべての脳障害児が、健常になるための戦いのチャンスを得られるように、人間能力開発研究所は力を尽くしています。人間能力開発研究所は、脳障害がどんなに重くても、その程度にかかわらず脳障害児を受け入れ、運動面、知性面、生理面、社会面で正常の域に達するための手助けをすることを目的として活動しています。ほとんどの子供は、これらのゴールのうちひとつを達成します。二つのゴールを達成する子供もたくさんいます。すべてのゴールを達成する子供もいれば、ひとつも達成できない子供もいます。
人間能力開発研究所は、世界各地の子供たちのために活動しています。国際本部は、米国ペンシルベニア州フィラデルフィアにあります。本部が認めた支部は、イタリアのファウーリアにあるヨーロッパ研究所と、日本の東京と神戸にあるドーマン研究所です。さらに、メキシコのアグアスカリエンテスと、スペインのマドリッドに、窓口が設置されています。両親のためのコースは、フィラデルフィア本部、イタリア、日本、メキシコ、シンガポール、ロシア、オーストラリアで開催されています。