ここでも、正直に、事実に基づいて、楽しく教えるならば、小さな子供たちは、何でも学べるということを私たちに教えてくれたのは、早くに読むことができるようになり、さらに算数にまで進んでいったすばらしい脳障害児たちでした。そして私たちは、自然の世界にいる昆虫、哺乳類、爬虫類、鳥、魚、樹木、植物など、子供たちを取り囲む世界について、教え始めたのです。また子供たちは、優れた芸術作品、歴史、科学などの世界があることを発見したのです。子供たちが嬉々として教えてくれたのは、脳は、情報を入れれば入れるほど、より多くを取り入れることができる、他に類のない容器である、ということでした。そうするうちに、私たち自身も多くのことを学びました。わが子に教えることによって、親は、もういちど勉強する機会を与えられたのです。それも、学校で勉強していたときよりも、もっと興味深く、役に立つことを学んでいることが多いと気づいたのです。