人間能力開発研究所は、1955年にグレン・ドーマンによって設立された非営利の組織であり、子供の脳の発達に関する先駆的な仕事によって、世界的に知られています。人間能力開発研究所は、すべての子供が、知性面、運動面、社会面で優秀になるための助けになることを目的としています。人間能力開発研究所は、世界各地の子供たちのためにちからを尽くします。本部は米国ペンシルベニア州フィラデルフィアにあります。正式な支部として、イタリア、ファウーリアにヨーロッパ研究所、東京と神戸にドーマン研究所があります。さらに、メキシコのアグアスカリエンテスとスペインのマドリッドに、窓口となる事務局が設けられています。人間能力開発研究所による子供を持つ人のためのコースは、イタリア、日本、メキシコ、シンガポール、ロシア、オーストラリアでも開催されています。人間能力開発研究所が設立されたのは50年以上前ですが、当時小さな子供たちの学習能力はあまり高くはないと言われていました。知的能力は遺伝的なものであり、基本的には変えることができないと考える人が多かったのです。研究所の設立当初から、グレン・ドーマンとそのチームは、このような考え方に疑問を抱いていました。そして、脳には計り知れない可能性が秘められている、それなのにその可能性は、十分に引き出されていない、という結論に達しました。そして、なりたいものになれるように、可能な限りの高いところに到達できるように、子供たちにチャンスを与えたいと願ったのです。