ドーマン・メソッド


ドーマン・メソッド(ドーマン法)

 

人間能力開発研究所はグレン・ドーマン・メソッドの本拠地ですが、

おこなっているプログラムを自らグレン・ドーマン・メソッドと呼んではいません。

 

グレン・ドーマンが人間能力開発研究所を創設して以来半世紀以上にわたって、お母さん、お父さんが世界各地からここを探し当てやってきています。

グレン・ドーマンと人間能力開発研究所が、脳障害児の治療の先駆者的な仕事によって知られているのか、健常児の早期の能力開発によって知られているのかは分かりません。

グレン・ドーマンと人間能力開発研究所のスタッフが書いた書籍は、多くの言語に翻訳され、ここで開発されたプログラムは多くの国々で使われているため、賛同する人たちが人間能力開発研究所の研究や発見について話すときに、「ドーマン・メソッド」という言葉を使うようになったのは自然な成り行きでした。

研究所の創設以来、たくさんの方々が人間能力開発研究所のおこなっていることを知るようになりましたが、その中には、友人や専門家から「ドーマン・メソッド」を勧められたことがきっかけで、人間能力開発研究所のことを知った人も少なくありません。

The Doman Method

グレン・ドーマン

グレンの娘であるジャネット・ドーマンが人間能力開発研究所の所長となったのは1980年です。副所長は、グレンの息子のダグラス・ドーマンです。グレン・ドーマンが2013年に他界したのちも、ドーマン家の家族とスタッフは、人間能力開発研究所の使命を果たすべく、誇りをもって世界各地の子どもを持つ親を指導し、その活動を広げる努力をしています。人間能力開発研究所がおこなっていることを、人々が「グレン・ドーマン・メソッド」あるいは「ドーマン・メソッド」と呼ぶことは理解できますが、グレン自身はこの言葉を使ったことがないばかりか、この言葉を使ってほしくないとも言っていました。グレン・ドーマンは常々、「ドーマン・メソッドなるものは存在しないあるのは人間能力開発研究所のプログラムだ」と言っていました。人間能力開発研究所の仕事を、今日あるような力強い、子どもに効果をもたらすものにするのに貢献した多くのスタッフやお母さん、お父さんたちの多大なちからが、「ドーマン・メソッド」という言葉からは十分に伝わってこないとグレン・ドーマンは考えていました。

グレン・ドーマンだけでなく、人間能力開発研究所としても「ドーマン・メソッド」という言い方を好ましいとは思っていません。ここは人間能力開発研究所です。私たちは、グレン・ドーマンの足跡をたどり、世界各地の何千人もの脳障害児や健常児のお母さん、お父さんに教えることを誇りに思っています。 

しかし同時に、世界各地に「グレン・ドーマン・メソッド」とか「ドーマン法」とうたって活動している人たちがいることにも目を向けなければいけません。自分たちは「ドーマン・メソッド」の専門家だと言う人たちがいたら、そうでないことは明らかです。グレン・ドーマンと人間能力開発研究所がおこなっていることについてよく知らない人がほとんどです。そういう人々がグレン・ドーマンと人間能力開発研究所が提唱している考え方と実際の方法にしたがって活動しているならば、子どもたちはもっとよくなっているはずですし、その結果、この世はもっとよい場所になっているでしょう。残念ながら現実はそうなっていません。人間能力開発研究所の考えと反対のことをおこなって、それにグレン・ドーマンの名前を使っている場合もあります。そうなったら、役に立たないどころか、子どもや親に害を与えることになるのです。

研究所設立から亡くなるまでに、グレン・ドーマンは2万5千を超える家族と密接に接し、さらに著書を通してたくさんの家族に影響を与えました。人間能力開発研究所は、たくさんの人に愛されたこの人物の業績を引き継いでいきます。 

「ここはドーマン・メソッドの本拠地ではあるけれど、自らドーマン・メソッドという呼び方はしない」ということには、こういうわけがあるのです。

 

人間能力開発研究所の歴史について

 

人間能力開発研究所のスタッフについて

 

脳障害児の親向けの「あなたの脳障害児になにをしたらよいか」コースについて

 

健常児の親向けの「赤ちゃんの知性を何倍にもするには」コースについて